- せっき
- I
せっき【夕暉】夕日の光。 夕日。 いりひ。IIせっき【殺鬼・刹鬼】人を殺し, 物を滅ぼす恐ろしいもの。 羅刹。 無常の理(コトワリ)にたとえても用いる。III
「されども無常の~情なく別離の苦患(クゲン)は遁(ノガレ)難し/沙石 3」
せっき【炻器】よく焼きしまり, 吸水性のほとんどない焼き物。 多く赤褐色ないし黒褐色。 日用雑器のほか, 土管・火鉢なども作る。 ストーン-ウエア。 石器。IVせっき【石器】(1)石で作った器具。 特に, 先史時代に作られた石製の遺物。 打製石器と磨製石器に分けられる。 石鏃(セキゾク)・石斧(セキフ)・石包丁・石皿・石釧(イシクシロ)など, 種々の武器・工具・農具・祭器がある。(2)「炻器(セツキ)」に同じ。Vせっき【石基】火山岩中の斑晶の間を埋めている部分。 ガラス質か, または細粒の結晶からなる。→ 斑晶VIせっき【積毀】多くのそしり。 たびかさなる批難。~骨を銷(シヨウ)・す〔鄒陽「獄中上梁王書」〕そしりも多く積もれば, かたい骨をも溶かしてしまう。 衆人の口の恐ろしいことのたとえ。VIIせっき【節季】(1)季節の終わり。 時節の終わり。 時節。(2)年の暮れ。 年末。 歳末。 一二月。 ﹝季﹞冬。(3)勘定の締めくくりをする時期。 普通, 盆と暮れの二回。VIII「~に帳かたげた男の顔を見ぬを嬉しや/浮世草子・永代蔵 2」
せっき【節気】⇒ 二十四節気IXせっき【赤旗】⇒ あかはた(赤旗)Xせっき【赤気】空に現れる赤色の雲気。 また, 彗星のこととも。XI「彗星東方にいづ。 蚩尤気(シユウキ)とも申す。 又~共申す/平家 3」
せっき【雪肌】雪のように白いはだ。 雪膚(セツプ)。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.